今日は、夏を思わせる気温の京都で打合せ。コロナ禍での業績は言わずもがな最悪の状況だが、昨年より取り組んできた「ビジネスホテルの付加価値力」が前に進みそうだ。
一般に、昨今のビジネスホテルでは、「大浴場」「広く高級なベッド」「充実した朝食」「夜食のサービス」等々ゲストの満足度を高める取り組みを積極的に進めている。そんな「付加価値」は、「内容充実型」とでも言おうか、お得感に近いものが多い。つまり、その付加価値自体は、集客には繋がる可能性があるものの、サービスそのものが単品としての収益を生むとは限らない。
一方で、我々が進める「ビジネスホテルの付加価値力」とは、そのサービス自体が一定の収益を生むものとして位置付けている。一例を挙げると、「地元商店とのコラボ」というテーマでは、地元商店が取り扱う商品をホテルがインターネット上で販売(法規の課題を整えて)する。販売の収益は地元商店とホテルがシェアするといったもの。言葉で言うのは簡単だが、これが結構難しい。まずは、商店との折衝(なかなか心を開いてくれないことも)、商品の選定(売れるかどうかの見極めも困難)販売管理(どのスタッフが実施するの?)配送、お金の管理などなど。多くは構想段階で消滅する。しかし、難しいほど実行することで、その策がオンリーワンになる可能性も高い。
①構想→②実行→③結果→④修正のイメージで取り組むことが大切で、②の「実行」ができれば、良くも悪くも結果が出る。余談だが、連日報道されている若く優秀な知事さんは、この「実行」が素早くできるリーダーなのだろう。
我々が考える「ビジネスホテルの付加価値力」は、ゲストのみならず、ホテル側もプラスαの収益を享受することのできる「付加価値」なのかもしれない。次回の打合せが楽しみだ。
お宿応援隊 代表 石田
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